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アールケーについて

屈折異常を治療するために、過去にさまざまな方法が試みられてきました。最初に行われた手術はアールケーです。

アールケーは角膜周囲に放射状の切れ込みを入れることで、角膜のカーブを軽減化して近視を治療しました。アールケーは1939年に日本で初めて行われました。

順天堂大学の佐藤勉教授は角膜の表面と裏面に放射状の切開痕を入れて近視を治療したのです。しかし、裏面の切開は皮膚細胞を損傷して術後に水庖性角膜炎を頻発させたため、日本では佐藤教授の死後はほとんど行われなくなりました。

1927年、ロシアの医師フィヨドロフは角膜の表面だけに放射状の切開痕を入れるアールケーを行いました。その後、アメリカに伝わり手術器具や術式に改良が加えられ、近視だけではなく遠視も治療することができるようになりました。

アールケーは2002年までにアメリカで120万件以上、カナダで約10万件など、世界中で行われるようになりました。

しかし、アールケーは術後17%~43%の頻度で遠視への移行がみられ、レーシック(レーザー屈折矯正手術)に比べると高度な技術レベルが要求され、執刀医の技量によって治療効果が左右されるため、レーザー装置の発展と共に徐々に行われなくなっていきました。

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