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ピーアールケーの現状

ピーアールケーは日本でも1990年代に臨床治験として大学病院など複数の医療機関で実施されました。ですが、術後に起きる様々な問題が解決されないため、現在ではあまり行われなくなりました。

しかし、ピーアールケーはレーシックのようにマイクロケラトームを必要とせず、フラップを作る時の合併症がないのは魅力です。また、中度近視以下の場合は角膜混濁の発生率も非常に低く、発生したとしても混濁は時期が来ると消えますので、現在でもピーアールケーを行っている医療機関はあります。

錦糸眼科でも特殊な例、たとえば角膜変性症という顕粒状の微細な混濁がある患者さんやアールケー術後の患者さんに対してはピーアールケーを行っています。

角膜上皮層をゴルフメスやローリングブラシではなくエキシマレーザーの照射によって除去して行うピーアールケーを「スーパー・ピーアールケー」と名前を付けている医療機関もあります。

エキシマレーザーは一発照射すると角膜が0.25ミクロン削れますので、ピーティーケーと同じようにエキシマレーザーを200発均一に照射して上皮層を除去する点がピーアールケーと異なります。

ですが、角膜上皮の厚さは個人個人によって微妙に異なりますので、均一にエキシマレーザーを照射しても上皮層だけがきれいに除去できるわけではありません。エキシマレーザー照射では上皮細胞がまだらに残ることが多く、ボーマン膜の一部も削れてしまいます。エキシマレーザーで上皮層を除去するよりも熟練した執刀医がゴルフメスで除去するほうがボーマン膜はキレイに露出します。

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