レーシックで失敗したら

「レーシック」という言葉をご存じですか？

今から15年以上前、スポーツ選手や芸能人の方々が視力矯正するのに、コンタクトレンズが一般的でした。けれど最近は、レーシックがメジャーになってきています。

レーシックは、レーザーを使って、光の屈折率を変化させて視力障害を改善させるというものです。目にレーザーを当てると聞くと、「失敗したら失明するのではないか？」と、とても心配になるかもしれません。

けれど、感染症さえ予防すれば、失明の危険はほとんどない、安全な手術です。現在のところ、レーシック手術には健康保険が適用されないので、レーシック手術を受けるのには高額な費用がかかります。

けれど、レーシック手術翌日から、眼鏡やコンタクトレンズが必要ないほどはっきりと周りが見え、視力矯正具の手入れからも解放されるのです。

また、コンタクトレンズを使用していた方々であれば、定期的なレンズの購入やお手入れ用のキットの購入からも解放されます。

レンズのお手入れとそれにかかる費用は、結構高額ですものね。今や、本当に多くの人たちが受けて、その視力回復効果を実感しています。

ぜひ、レーシックを受けた人のお話だけでも、お聞きしてみる価値はありますよ。

レーシックの効果は、絶大です。

それは、レーシックを受けた方たちの変化や感想が、物語っています。視力回復手術であるレーシックを受けた人の9割以上は、それまでの近視から視力が1.0以上にまで回復するようです。

そのため、「やっぱりレーシックを受けてよかった」「手術を受けてすぐに、視力が回復した実感があった」「とても満足した」という感想が、大半を占めています。

視力が1.0というと、殆ど裸眼で生活できるレベルです。近視の方なら、それまで煩わしかったコンタクトレンズや眼鏡を必要とせずに生活ができます。これなら、本当に快適ですよね。

ただ、レーシック手術後に、感染症や後遺症に苦しむ方もいらっしゃるようです。感染症は、通院で完治します。後遺症は、手術後一時的に起こるもので、時間の経過と共に少しずつ軽くなっていきます。

また、残念なことに、思ったほど視力回復効果が得られなかったという方もいます。視力が十分に回復せず再手術を考えている方、左右で見え方が変わってしまい、それまでよりも不便になったなどの感想もあります。

レーシックは恐い手術ではありません。視力の回復を実感した方の感想を聞いて、レーシックへの良い印象を強くして、ぜひ一度診察を受けてみましょう。

レーシック手術を受けた後には、気をつけなければいけないことがあります。

一つは、「感染症」です。一度、角膜を切って開いているので、細菌に感染しやすくなっています。これを防ぐために、3種類の点眼薬が処方されます。10分ほど間隔を空けて3種類の点眼薬をさすのですが、、これを1時間おきにかつ一日中行います。

点眼は術後、数日間続けるよう指導されます。とても大変な作業で面倒くさいように感じるかもしれませんが、目は免疫機構に劣るため、容易に感染症を引き起こしてしまうので、点眼薬は欠かせないのです。

二つ目は、「目を酷使しない」ことです。レーシック手術を受けた後は、テレビやパソコンのディスプレイを見ると、とても目が疲れやすいようです。

また、特に夜間に光がまぶしく感じるような合併症があるので、術後はゆっくりと目を休めましょう。車の運転は控え、お酒を飲むのも避けましょう。洗顔やメイク落としの時は、注意してください。
目や目の周りをゴシゴシ擦らない様、注意が必要です。

レーシック後は、特に悪い症状が無いと思っていても、突然光の感じ方が変わったり、思ったよりも目がはやくに疲れてしまう傾向にあります。

医師の指示を守り、許可があるまでは、目もお休みさせてあげましょう。

レーシック手術を受けると、ものの見え方が劇的に変化して、それまでよりもはっきりと見えるようになります。その嬉しさのあまり、色んなことをしたくなると思いますが、医師から指導される注意点は、きちんと守りましょう。

まず、術後3日間は、飲酒は禁止です。車の運転も控えましょう。目が疲れやすくなっていますので、パソコンやテレビを見ることは避けましょう。お仕事でパソコン画面を見ることが多い方は、お休みを取っておいたほうがよいでしょう。また、通勤ラッシュや人ごみで、それまで感じることが無かった目の疲れを自覚する場合もあります。

レーシック手術では、角膜を切り取ってフラップというものを作ります。レーシック術後、フラップを特に固定する作業は行っていないので、強い衝撃や目を擦る動作などで、フラップがずれてしまう可能性があります。目の周辺や体に強い衝撃が加わることは避けます。

洗顔時にも、目の周りを洗うときは、特に注意しましょう。目の中に水が入ってしまうと、フラップがずれたり、感染症を引き起こしてしまう危険性があります。

女性の場合、お化粧のクレンジング、特にアイメイクを落とすときに、目の周りを擦らざるを得ないので、しばらくはお化粧、アイメイクを我慢してください。

色々我慢しなければいけないことはありますが、最も注意が必要なのは術後3日間です。
快適な視環境を得るためにも、術後3日間は大切に目を休ませてあげましょう。